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2008/05/10[ よくあるご質問 ]

【時計】磁気の影響は?

クォーツ時計(デジタル時計を除く)は、ステップモーターと呼ばれる極小のモーターによって駆動されています。このモーターには磁石の特性を利用しているために、外部から磁石の影響を受けると、それらは針によって進み遅れ止まりなどの現象として表れます。また、機械式時計でも外部からの強い影響を受けたり、内部部品が磁化されると精度に影響を及ぼします。 

ご存知のように磁気は目に見えないものですから、磁気帯は気づかないうちに、また身に覚えのない場合がほとんどです。

鉄などの帯磁性金属が持つ外殻子という電子の回転方向が揃うことで強い磁気を発するのですが、外的な磁力による影響で帯磁するのに時間は掛かりません、一瞬でも強い磁気に侵されれば外殻子の向きは一瞬で揃います。

対策とて最近の腕時計では「耐磁時計」「強化耐磁時計」が販売されています。日常生活における磁気製品の影響を防ぐ保証水準で、「耐磁」は直流磁界4,800A/m(60ガウス)「強化耐磁」は直流磁界16,000A/m(200ガウス)に耐えられる性能を表します。

現在の生活においては、携帯電話、リモコン、カバン、冷蔵庫など、身近な磁気製品が多く存在していますので、身の回りの磁気にば十分ご注意ください。

ひざや肩などの治療に使用する「高・低周波治療器」で時計を着けたまま治療すると、時間が狂ってしまう場合がございます。治療中は必ず時計を外してください。詳しくは病院の方や取扱説明書でご確認ください。

【直流磁気】 
直流電源から発生する磁気で、永久磁石や乾電池等を使用した電磁石が多く使用されています。時計が磁気により磁化されると、遅れや止まりなど、不具合の発生する原因となります。専用の機械で脱磁(磁気抜き)が必要です。

【交流磁気】 
交流電源から発生する磁気で、それぞれの周波数に合せてS極とN極が交互に変化します。そのために遅れや進みが一時的に発生しますが、発生している磁界の中だけで作用しますので、その磁界から離れることによって、時計は再び正常に作動しますが、時間の狂いをリューズで修正をする必要があります。

宝生堂では「磁気抜き」のみも受付けておりますので、時計の時刻が合わないな〜とお感じの方はお気軽にご相談ください。軽度・中度の磁気抜きはお待ちいただいて出来ます。

1回の磁気抜き料金 300円〜

重度の磁気抜きの場合は「分解掃除(オーバーホール)」が必要になります。 

(デジタル時計・電波時計・特殊な機能付き腕時計などは磁気抜き出来ません) 

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この記事は2008/05/10に掲載の内容となります。
記事内容・価格が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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